penpoko’s blog

現役小学校司書による読み聞かせに使える本の紹介などをしていきます

たまごからうま

たまごからうま (世界の民話傑作選)

この本は、2〜3年生の読み聞かせで使っています。

 
ベンガル地方の昔話だそうです。
なまけものの主人公は、ある日市場で馬を買おうと
しますが、値段が高くて買えません。そこへ1人の
商人が安く馬を売ってあげると言ってきます。
ところが安いのには理由があり、その馬はまだ
たまごだから安く売れるのだ、と言われます。
商人の言葉を信じて、馬のたまごを買う主人公。
絵本では、買った馬の卵はカボチャの絵なので、
読み聞かせをしていると、ここですかさず子ども達
からツッコミがはいります。
でっかいカボチャを運び、休憩しているところで
寝てしまい、通りがかりのキツネがカボチャにつまづき
田んぼへドボン。割れたカボチャを見て、馬の卵が
かえってしまったと勘違いした主人公は、逃げたキツネを
馬だと思い必死に追いかけます。この後、キツネが逃げ
込んだ森で、追いかける対象がサル、トラへと変わって
いきます。
 
すごいスピード感のあるお話で、ツッコミどころ満載なので、
15分くらいですが飽きずに楽しんで聞いてくれます。